micro:bit用温度・湿度・気圧センサー TFW-EN1

TFW-EN1

TFabWorks社のmicro:bit用温度・湿度・気圧センサー TFW-EN1です。
前回のPimoroni enviro:bit micro:bit Kit – ウェザーステーション キットとの比較のために購入してみました。

enviro:bitの方はmicro:bit本体やアクリルピース、電池ボックス、USBケーブルなどの付属品がありましたが、TFW-EN1の方はセンサー本体のみで付属品は一切ありません。当然その分値段は安くなります。大雑把に比べるとアクリルピースや電池ボックスなどで1500円ぐらいの差になるでしょうか。
センサーもTFW-EN1は温度、湿度、気圧センサーだけですが、enviro:bitにはそれ以外にも光、カラーセンサーなどがついているので、値段的にはenviro:bitの方がお得といえるでしょう。

TFW-EN1

しかし、販売元のTFabWorks社は日本のメーカで、プログラミング教育向けの製品を各種販売しており、その導入が容易に出来るようにとMakeCode機能拡張 専用ブロック「STEM」を公開しています。小学校段階での利用を考えるとこれは大きなアドバンテージです。

実際に「STEM」を使ってプログラミングしてみましょう。「STEM」をMakeCodeのホームから読み込む場合には、画面右上の「読み込む」→「URLからの…」の順でクリックし、「このプロジェクトのURLをコピーする」にtfabworks/stemと入力することで利用出来るようになります。
STEMSTEMSTEM

拡張機能が読み込まれると「STEM」の項目が出来てTFabWorks社の製品用のブロックが使えるようになります。

STEM

このプログラムでは「ボタンAを押すと温度を表示」「ボタンBを押すと湿度を表示」「ボタンA+Bを押すと気圧を表示」としています。表示する数値は整数か小数までかを選ぶことが出来ます。また、大人ならば数値で何が表示されているか判断できますが、小学生が見ることを考えて数値の後に単位を表示するようにしてみました。(残念ながら「℃」は表示できないので「C」だけになります。)

STEM

やはり日本語表示の専用ブロックが使えるのはありがたいですね。「STEM」は現場の声を反映して小学生にも理解しやすい表現に改良したりもしているようで、もっと知られて利用されていいと思います。興味がわいた方は是非試してみてください。

Pimoroni enviro:bit micro:bit Kit

enviro:bit micro:bit Kit

Pimoroni社から発売されているPimoroni enviro:bit micro:bit Kitです。
Pimoroni社は英国のメーカーです。キットの内容は
・micro:bit
・Pimoroni enviro:bit
・ウェザーステーション アクリルピース
・バッテリボックス(単四電池 2本付き)
・マイクロ USBケーブル
・説明書カード(英語)
・Pimoroni ステッカー   です。

enviro:bit micro:bit Kit

このキットの心臓部となるのはenviro:bitで、温度、湿度、気圧センサー、光、カラーセンサー、マイクロホンが搭載されています。これらのセンサーを使って、ウェザーステーションを作ったり光やノイズの検出をすることが出来ます。(micro:bitにも温度センサーはありますが、気温ではなくCPUの温度を測っています。)

キットには英語の説明書カードしかついていませんが、Pimoroni社のHPを見ると組み立て方のチュートリアルがあり、YouTubeに組み立てとプログラミングのチュートリアル動画がアップされています。

enviro:bit micro:bit KitHPの左上の「学ぶ」をクリックすると製品のチュートリアルのページへ飛びますので、少しスクロールしてenviro:bitを選ぶと組み立て方のページへ飛びます。
YouTubeへのリンクはページの下部にあります。動画も当然英語ですが、画面を見ていればなんとか理解できると思います。

enviro:bit micro:bit Kit

enviro:bit micro:bit Kit

ウェザーステーションを作るには、まずMicrosoft Makecodeを開きenviro:bitの拡張機能をインストールします。具体的には、右上の歯車のアイコン→拡張機能→検索窓に「enviro」と入力します。検索結果からenviro:bitを選ぶと専用のブロックが読み込まれます。

enviro:bit micro:bit Kit

enviro:bit micro:bit Kit
残念ながらブロックは日本語化されませんが、ウェザーステーション関係のブロックは3種類だけなので、気象についての基本的な知識があれば理解できると思います。

enviro:bit micro:bit Kit
例としてAボタンで温度、Bボタンで湿度、A+Bボタンで気圧を表示する簡単なプログラムを組んでみました。気圧は数字が出てもピンとこないかも知れないので、高気圧は太陽、低気圧は雲を表示とか工夫した方がいいかもしれません。

enviro:bit micro:bit Kit
授業での活用は、3年理科「太陽の光」、4年理科「天気と気温」「季節と生物」、5年理科「天気と情報」(大日本図書の単元名)など気温や気象に関係する単元が考えられます。また、熱中症対策として日常的に使用することも考えられますね。

気象関係のセンサーに限ると、日本のメーカー(TFabWorks社)からmicro:bit用温度・湿度・気圧センサー TFW-EN1という製品も販売されています。機能が限定されている分こちらの方が安価なので、気軽に試すにはいいかもしれません。