ラーニング リソーシズ ボットリー

ボットリー

ラーニング リソーシズ(Learning Resources) の幼児向けプログラミング教材のボットリー(botley)です。
PCを使わずにプログラミングするアンプラグドの教材です。幼児向けとして販売されていますが、現在の日本では幼児教育としてこうしたものはあまり普及しておらず、小学生でも初めて触れる児童がほとんどなので、中・低学年の児童には十分効果があります。同シリーズのロボットマウスという製品をクラブ活動で使用していましたが、4年生の児童でも楽しく取り組んでいました。

内容物はボットリー本体、リモートプログラマー、ロボットアーム、コーディングカード40枚です。これは基本セットで、他に障害物なども入ったセットもあるので、箱の下半分は上げ底です。日本語の説明書も入っていて、隠し機能までちゃんと説明されているという親切ぶりです。ボットリー
本体底部のスイッチを「CODE」にするとプログラミング出来る「コードモード」になります。リモートプログラマーのボタンを押してコマンドを入力します。コマンドは「前進」「左折」「右折」「逆発進」「物体検出」「ループ」「音声」の7個です。ボタンを押した順にプラグラミングされていき、「発信」ボタンでボットリーにプログラムを送ります。新たにプログラミングをするときは「削除」ボタンで前のプログラムを削除してから行います。本体上部の「停止」ボタンを押せばプログラムを停止出来ます。まあ、こうしたロボット教材の一般的な操作方法ですね。付属のコーディングカードはプログラミングする時に並べて考えるための物ですね。

ボットリー
底部のスイッチを「LINE」にするとライントレースできる「ラインモード」になります。物体検知やライントレースの機能がついているためか、ボットリーは同種のロボットより割高なので購入する気は無かったんですが、密林を見ていたらタイムセールでもないのになんと8割引になっていたのでポチッてしまいました。数日後に見るといつもの値段に戻っていたので、多分2割引で販売にするところを間違って2割の値段で販売してしまったんだろうなぁ・・・と思いました。まあ、密林ではこうした類いの商品は値段が頻繁に大きく変動するので、何とも言えませんが・・・。

実際、前に紹介したsphereのスターウォーズ関連のロボットなど映画公開時には値段が2倍、3倍になったりしますので買うタイミングを気をつけないといけません。コード・A・ピラーは4年前に1台目を買ったときは7900円ぐらいしましたが、その1年後に2台目を追加購入したときは3800円ぐらいに値下がりしてました。売れ行きが悪かったんでしょうね。ところが、小学校でプログラミング教育導入と言うことで注目されたのでしょうか、現在は9800円ほどになってます。

ボットリー
こうしたアンプラグドのロボットは、授業で使うと言うよりも教室に何台かあって、雨の日の室内遊びなどに交代で使うというのもいいんじゃないでしょうか。

osoyoo Arduino Graphical Programming Kit

Graphical Programming Kit

OSOYOO社から販売されているArduino Graphical Programming Kitです。こちらは製品名通りArduino用です。micro:bit用セットとは違って、Arduinoボードも付属しています。
キットの内容は、マジックI / Oシールド(Arduino用)とArduino UNO R3ボードと以下のモジュールです。
・超音波モジュール
・LCDスクリーン
・LEDモジュール(赤、緑、黄、白色)
・1チャンネル継電器モジュール
・タクトスイッチモジュール(赤)
・マイクロサーボ
・電子ブザーモジュール
・RGBモジュール
・可変抵抗器モジュール
・温度・湿度モジュール
・追跡センサーモジュール
・CdSセル光センサーモジュール
・マイクロホンモジュール
・PIRモーションセンサー
・赤外線レシーバーモジュール
・赤外線リモコン
・シャーシ
・モーター
・ホイール
・鋼球キャスター
・9V角形電池ボックス
・ドライバー
・3-pin PnPケーブル
・4-pin PnPケーブル
・10pin ジャンプワイヤー(オス-メス、メス-メス)

Graphical Programming Kit

センサーモジュール類は大体micro:bit用と同じですが、炎センサーモジュールではなくてPIRモーションセンサーが入っています。あと、ロボットカーに組み立てられるので、車体関係の部品が入っています。
OSOYOO社はカナダの会社のようですが、日本で販売している製品は日本語表記も追加されています。ネジ類などの小袋にもちゃんと日本語表記がしてあるのは好感が持てます。

Graphical Programming Kit
PIRモーションセンサーのPIRというのはpassive infrared の意味なので、受動型赤外線センサー(人感センサー)と言うことです。

Graphical Programming Kit

プログラミングはKeystudio社製品と同じようにMixlyを使います。と言っても微妙にバージョンが違います。
チュートリアルに従ってmicro:bit用セットでは出来なかったPIRモーション検出センサーを作って見ます。PnPケーブルをコネクタに差し込むだけなので接続は簡単ですね。コードもWebや付属のCD-ROMからダウンロードして読み込べばあっという間に完成です。もちろんチュートリアルを見ながら自分で入力していくことも出来ます。小学校の授業で使うにはこれぐらいの簡単さでないとだめですね。

Graphical Programming Kit

Graphical Programming Kit

Graphical Programming Kit

更に 赤外線ワイヤレスロボットカー、超音波衝突回避ロボットカー、ライントレースロボットカーが製作できます。ただ、上向きのコネクタはいいのですが、横向きのコネクタはケーブルを抜く時押さえながら抜くなど、注意しないと破損の危険がありそうです。その辺は小学生に使わせるときは心配です。中学生以上で使用する方がいいのかも知れません。

Graphical Programming Kit