クアッドクローラー

クアッドクローラー

ビット・トレード・ワンから発売されている多関節4足歩行ロボット「クアッドクローラー」です。
CAMPFIREのクラウドファンディングのリターンとして入手しましたが、3/13から一般販売がされています。

CAMPFIREのクアッドクローラーのページ

クアッドクローラー

8個のサーボモーターで4足を動かして歩行します。製作には結構時間がかかりました。まあ、老眼で基盤のシルク印刷の文字がよく見えなかったのが主な原因ですが、サーボモーターの配線に苦戦しました。他の人にも分かりにくかったようで、その部分の詳しい説明書が追加されましたが、それでも迷いました。結局、一番役に立ったのはHPに載っている写真でした。配線などは慣れていない人間には図や説明よりも、写真や完成品の方が分かりやすいです。実際、私も授業で理科のキットを作る時は必ず完成品を置いておくようにしていました。そうすると何度も完成品と見比べながら作る子がかなりいました。説明書が読み取れない、正確か自信を持てないという子は結構いますので、できるだけ自力で製作させたいと思ったら実物を置いておくことは重要です。

つくるっち

クアッドクローラーの基盤はArduino Nano互換なので、当然Arduino IDEによるプログラミングができますが、ストレッチゴール達成によりクアッドクローラー専用のスクラッチアプリ「つくるっち」も提供されています。

つくるっち

クアッドクローラー用には以下のブロックが追加されています。

つくるっち

クアッドクローラーのプログラミング説明ページ

つくるっち

また、リモコン操作用のプログラムがプリインストールされていますので、プログラミングが出来なくても、リモコンで動かして楽しむことが出来ます。ただ前進や後進するだけでなく、伏せや伸び、ダンスなど普通のロボットカートは違った4足歩行ロボット独自の動くが楽しいですね。

Quimat QS10

QS10

Quimat社のQS10です。Arduino uno互換のボードを使ったロボットカーです。
超音波センサー、ライントレース用の赤外線センサー、障害物検知用の赤外線センサーが搭載されています。二輪と前後のユニバーサルホイールで車体を支えています。

QS10
説明書は英文のみ、製造元のホームページを見ても日本語版はありません。と言うか、ここのホームページ、製品画像のリンク切れとか結構あって心配になります。ネットショップでは後継機と思われるLQS10と言う製品があるようなのですが、ホームページにはQS10として載っています。混乱していますね。

QS10QS10
と言うことで、このQS10を組み立てるには、組み立て方の動画がYouTubeあるのでそれを見ながらやるか、CDに説明書のJPGファイルがあるので、それを拡大して細かいところを確認しながらやればなんとかなります。
具体的には導線の色をチェックしながらつなぐこと、モータードライブモジュールの取り付けに注意することなどでしょうか。モータードライブモジュールは一般的によく使われているタイプですが、コネクタの両側のピンにジャンパがついているのでとること、コネクタ側には支柱をつかわないことの二つです。よく写真を見て確認しておかないと、後で「あれ?支柱が足りない!」となってしまいます。

QS10
プログラミングはArduino uno互換なので、Arduino IDEやmBlock5などが使えます。しかし、Android用のリモートコントロールアプリの.apkファイルがCDに入っていましたが、いつもテスト用に使っているタブレットではなぜかインストールできませんでした。
結論としては、タイムセールなどで安売りされていても、初めての1台として購入するには向かない機種だと思います。値段も変わらないようなので、試しに買ってみるならLQS10にした方がいいでしょう。