アンパンマンドライブカー

アンパンマンドライブカー

SEGAから発売されているアンパンマンドライブカーです。
前に紹介したボットリーなどと同じPCを使わずにプログラミングするロボットカーです。

アンパンマンドライブカー
本体とマップシート、もんだいカード(12枚)が入っています。
電源スイッチはサウンドありとサウンドなしを選べるようになっています。海外製の製品と違って音量は控えなので、サウンドありで問題ないでしょう。

アンパンマンドライブカー
本体前にはモードボタンが3つあります。1の「レッドボタン」は一つずつボタンを押して動かしていく逐次(?)モードです。2の「ブルーボタン」がプログラミングモードです。3の「グリーンボタン」はランダムモード、要するに勝手に動きます。

アンパンマンドライブカー
プログラミングモードでは、「前進」「後進」「左回転」「右回転」の矢印ボタンを押してプログラミングします。中央の「アンパンマンボタン」を押すとプログラム通りに動き出します。間違えた場合は星形の「リセットボタン」でクリア出来ます。

アンパンマンドライブカー
この製品も密林で半額程度に値下がりしていたので、つい買ってしまいました。値崩れしていない学研のプログラミングカーと比べると、キャラクター物なのでより幼児向けと見られて、購買層が狭くなっているんですかねえ。小学校低学年までは喜んで使うだろうと思いますし、1ステップずつ確かめながら動かして考えることが出来る逐次モードなんかもいいと思うんですが・・・。
また、日本製のプログラミング教育関係のロボット類は、こうした安価な製品の次の段階は2~3万円以上の製品になってしまって、中間の値段の製品がないのが問題ですね。もう少し安価でちゃんとプログラミングが出来る製品が出てきてほしいものです。

Grove-スターターキット

新型コロナの感染拡大が治まりませんね。休校が5/6で終わらず、すでに5月いっぱいまで延長しているところもあるようです。これ以上休校が延びると夏休みなしとか土曜授業とかしてもカバー出来なくなりそうですね。思い切って欧米と同様に9月に新年度スタートにしようという意見も出てきました。何にしろ、この混乱の後ではプログラミング教育への取り組みは一番後回しにされてしまいそうですね。算数や理科のように教科書に載っている場合しか扱われなくなってそうですね。それでなくても苦手意識を持った教員が多く、導入には消極的でしょうから。

Grove

それはさておき、Seeed社のGrove-スターターキットです。Seeed社のGroveシステムもこれまで紹介したOSOYOO社やKeystudio社と同じようにPnPケーブルとコネクタで各種モジュールを簡単に接続できるようにしたシステムです。Arduino UNO用だけでなく、各種のボード用のものが提供されています。
スターターキットの内容は、
・Grove拡張ボード
・Grove ケーブル 10本
・Grove – LCD RGB バックライト
・Grove – スマートリレー
・Grove – ブザー
・Grove – LED
・Grove – サウンドセンサー
・Grove – タッチセンサー
・Grove – ロータリー 角度センサー
・Grove – 温度センサー
・Grove – ボタン
・ミニサーボ
・Grove – ライトセンサー
・DIP LED (赤・青・緑)
・9V to バレルジャックアダプター
・Grove スタートキット説明書     です。

Grove

Arduinoボードは入っていません。日本語の説明書もありません。センサー数も少なく、他メーカーの製品と比べると割高な感じです。

Codecraft
ビジュアルプログラミング言語についてのチュートリアルにはSeeed社のホームページのWikiのページから頑張ってたどり着きます。
Wikiから各種モジュールを選ぶと、それぞれのチュートリアルが見られます。
Groveシステム用のビジュアルプログラミング言語としてはCodecraftが用意されています。そして、Arduinoを使用したCodecraftのガイドのページまで行くとやっとスターターキット用と言えるチュートリアルに到着です。
CodecraftはScratch3.0をベースにしていて、オンラインで使用しますので、大体の操作方法は見当がつくと思います。

Codecraft

まずは「スイッチデバイス」で扱うボードをArduinoに切り替えます。後は普通にブロックでプログラミングしていきます。Grove用のブロックは下の写真のような感じです。

CodecraftCodecraftCodecraft
注意するのは、Arduinoにプログラムを書き込むためにはCodecraft Assistantをインストール必要があることです。まあ、読み飛ばしてしまってインストールを忘れていても、プログラムを書き込もうとするとしようとするとインストールするように注意が出ますので大丈夫です。

Codecraftチュートリアルの中の、6年理科の授業で使える光センサーでLEDを制御するプログラムを組んでみましたが、LEDの輝度が低くて写真では光っているのがよく分からない結果となってしまいました。製品自体はしっかりした作りなので、小学校での使用も問題ないと思います。

光センサー利用