OSOYOO STEM Kit for Micro:bit

OSOYOO STEM Kit

OSOYOO社から発売されている STEM Kit for Micro:bit です。
キットの内容は、micro:bit用Plug&Play(PnP) ボードと以下のモジュールです。
・超音波モジュール
・LCDスクリーン
・LEDモジュール(赤、緑、黄、白色)
・モーターモジュール(ファン付き)
・1チャンネル継電器モジュール
・タクトスイッチモジュール(赤、青)
・マイクロサーボ
・電子ブザーモジュール
・RGBモジュール
・可変抵抗器モジュール
・温度・湿度モジュール
・炎センサーモジュール
・CdSセル光センサーモジュール
・マイクロホンモジュール
・赤外線レシーバーモジュール
・3-pin PnPケーブル
・4-pin PnPケーブル
・10pin ジャンプワイヤー(オス-メス、メス-メス)
※micro:bitは付属していません

こうしたセンサーやLEDなどをセットにしたキットは多数ありますが、このキットが他と違うのはブレッドボードではなくPnPボードが用意されていることです。
拡張ボードとブレッドボードを組み合わせた方が安価で応用性は高いでしょうが、小学校で使用することを考えると難易度が高すぎると思います。小学生発達段階や能力からすると、こうしたPnPボードが適していると考えます。

OSOYOO STEM Kit

実際に使える場面としては、6年理科の「電気と私たちのくらし」(東京書籍の場合)が考えられます。令和2年度版の教科書では「人が近づくと明かりがつき,しばらくすると消えるプログラムを作り,明かりをつけたり消したりする」活動が取り入れられているようです。
このキットでは赤外線による人感センサーモジュールは入っていないので、超音波センサーで手を近づけると明かりがつき、すれすれまで手を近づけると明かりが消えるようなプログラムを組んでみました。(OSOYOOのチュートリアルには音センサーを使った例があります。)

OSOYOO STEM Kit
また、炎センサーモジュールがあったので、炎を感じるとブザーとLEDで知らせる火災報知器のチュートリアルも組み合わせてみました。
モジュールにはLEGO用の穴があるので、写真のように配置してみました。ライターの炎を近づけるとブザーが鳴り、赤色LEDが点灯します。

OSOYOO STEM Kit

他にLCDスクリーンと温度・湿度モジュールを組み合わせて、温度と湿度を表示するようにしてみました。(チュートリアルあり)
LCDスクリーンを使用する場合は、電力を食うので5Vにジャンパーピンを付け替えるのとUSBケーブルで給電しないといけないのが注意点です。

OSOYOO STEM Kit

探してみるとPnPボードを採用しているキットはArduino用などでも販売されているようなので、他のキットも試してみたいと思います。

OSOYOO STEM Kit

クアッドクローラー

クアッドクローラー

ビット・トレード・ワンから発売されている多関節4足歩行ロボット「クアッドクローラー」です。
CAMPFIREのクラウドファンディングのリターンとして入手しましたが、3/13から一般販売がされています。

CAMPFIREのクアッドクローラーのページ

クアッドクローラー

8個のサーボモーターで4足を動かして歩行します。製作には結構時間がかかりました。まあ、老眼で基盤のシルク印刷の文字がよく見えなかったのが主な原因ですが、サーボモーターの配線に苦戦しました。他の人にも分かりにくかったようで、その部分の詳しい説明書が追加されましたが、それでも迷いました。結局、一番役に立ったのはHPに載っている写真でした。配線などは慣れていない人間には図や説明よりも、写真や完成品の方が分かりやすいです。実際、私も授業で理科のキットを作る時は必ず完成品を置いておくようにしていました。そうすると何度も完成品と見比べながら作る子がかなりいました。説明書が読み取れない、正確か自信を持てないという子は結構いますので、できるだけ自力で製作させたいと思ったら実物を置いておくことは重要です。

つくるっち

クアッドクローラーの基盤はArduino Nano互換なので、当然Arduino IDEによるプログラミングができますが、ストレッチゴール達成によりクアッドクローラー専用のスクラッチアプリ「つくるっち」も提供されています。

つくるっち

クアッドクローラー用には以下のブロックが追加されています。

つくるっち

クアッドクローラーのプログラミング説明ページ

つくるっち

また、リモコン操作用のプログラムがプリインストールされていますので、プログラミングが出来なくても、リモコンで動かして楽しむことが出来ます。ただ前進や後進するだけでなく、伏せや伸び、ダンスなど普通のロボットカートは違った4足歩行ロボット独自の動くが楽しいですね。