Quimat QS10

QS10

Quimat社のQS10です。Arduino uno互換のボードを使ったロボットカーです。
超音波センサー、ライントレース用の赤外線センサー、障害物検知用の赤外線センサーが搭載されています。二輪と前後のユニバーサルホイールで車体を支えています。

QS10
説明書は英文のみ、製造元のホームページを見ても日本語版はありません。と言うか、ここのホームページ、製品画像のリンク切れとか結構あって心配になります。ネットショップでは後継機と思われるLQS10と言う製品があるようなのですが、ホームページにはQS10として載っています。混乱していますね。

QS10QS10
と言うことで、このQS10を組み立てるには、組み立て方の動画がYouTubeあるのでそれを見ながらやるか、CDに説明書のJPGファイルがあるので、それを拡大して細かいところを確認しながらやればなんとかなります。
具体的には導線の色をチェックしながらつなぐこと、モータードライブモジュールの取り付けに注意することなどでしょうか。モータードライブモジュールは一般的によく使われているタイプですが、コネクタの両側のピンにジャンパがついているのでとること、コネクタ側には支柱をつかわないことの二つです。よく写真を見て確認しておかないと、後で「あれ?支柱が足りない!」となってしまいます。

QS10
プログラミングはArduino uno互換なので、Arduino IDEやmBlock5などが使えます。しかし、Android用のリモートコントロールアプリの.apkファイルがCDに入っていましたが、いつもテスト用に使っているタブレットではなぜかインストールできませんでした。
結論としては、タイムセールなどで安売りされていても、初めての1台として購入するには向かない機種だと思います。値段も変わらないようなので、試しに買ってみるならLQS10にした方がいいでしょう。

Makeblock Halo Code スタンダードキット

Halo Code

Makeblock社のHalo Codeです。micro:bitと同様なシングルボードコンピューターです。

Halo Code
スタンダードキットにはHalo Code本体、単4電池ケース&電池、マジックベルト、マジックテープ、銅箔テープ、マイクロUSBケーブル、ワニ口クリップ、ヒントカード?が入っています。

Halo Code

ホームページの製品紹介には載っていないのに付属しているほんとカード?は12枚。表側には使い方の紹介など、裏側にはプログラム例やヒントなどが印刷されています。

Halo Code

Halo Code本体はmicro:bitより少し小さいぐらいです。円形に配置された12個のLEDライト、マイク、モーションセンサー、タッチセンサーなどが搭載されています。

Halo Code

プログラミングは恒例のmBlock5で行います。iOSやAndroid用のアプリはありません。
まずは他の製品と同様にHalo Codeを追加して接続するとHalo Code用のブロックが追加されます。LED、センサー、ピン、Wi-Fi、LANなどです。

Halo Code

Halo Code

ここで注意するのは、アップロードモードのオンオフです。アップロードモードをオフにすると普通にScratchでプログラミングしている状態になり、旗クリックですぐに動作を確かめることが出来ます。アップロードモードをオンにするとHalo Codeにプログラムをアップロードしてから動作させることになります。使用できるイベントブロックも変わってきます。

Halo Code

Halo Code

実際にプログラミングする場合は、モードオフでデバッグしながらプログラミングして、完成したらアップロードするのが能率的そうです。

Halo Code

LEDライトはmicro:bitと違ってRGB LEDライトなので、個々に色を変えたり出来ます。マジックベルトを使って腕に装着する例が紹介されていますが、単色のLEDより表現が大きく広がりますね。

また、Halo Codeは内蔵のWi-FiでLANを利用して複数のHalo Codeを接続することもできます。さらに、インターネットに接続してMicrosoftのAI音声認識サービスを利用することも出来るので、音声起動デバイスに使って IoT(Internet of Things、モノのインターネット)なんてことまで出来そうです。
後発なだけあって、micro:bitとは少し違った利用法を想定しているようです。