マグネシウム燃料電池カー

マグネシウム燃料電池カー

イーケイジャパン社から発売されているマグネシウム燃料電池カーを作ってみました。
燃料電池というと水素やアルコールを使用したものがすぐ思い浮かびますが、他にもいろいろな方式があります。
マグネシウム燃料電池は空気マグネシウム電池、マグネシウム空気電池等とも呼ばれます。+極には空気中の酸素を使い、ー極に金属マグネシウム、電解液として食塩水を使います。この燃料電池カーの場合、+極の黒色電極は空気をたくさん含んだ炭を使い、-極のマグネシウムシートとの間にはさんだ不織布に電解液として食塩水をしみこませます。燃料電池カー自体も燃料電池の部分も小さいですが、1回に10分以上走ります。

マグネシウム燃料電池カー
空気マグネシウム電池は電解液を入れない状態で長期間保存できるので、防災用の電池として市販されています。1000円程度のキットで燃料電池の仕組みが学べるのは素晴らしいですね。
具体的にどこで扱えるか考えると、6年の理科「電気と私たちのくらし」では発電の仕組みや電気の利用について学びますが、その中で光電池と一緒に扱うことが出来るかと思います。(今の教科書では4年の「電気のはたらき」のところでも光電池が扱われていますが、すでに移行措置で光電池は6年生の扱いになっています。)

マグネシウム燃料電池

Robot Mini Car

Robot Mini Car

ELEGOO社から発売されているRobot Mini Carです。部品数は多くありませんが、シャーシが全部木製なのがユニークです。説明書が入っていないかと思ったら、大判のラインとレースコースの紙の裏側に組み立て方法など印刷されていました。組み立ては1時間弱ぐらいで出来ます。

Robot Mini Car
Arduino互換のボードで、赤外線フォトリフレクター、ラインとレースセンサー、ブザー、LEDなどが搭載されています。バッテリーは充電式で、3時間程度持つようです。

Robot Mini Car
プログラミングするにはPCとUSBで接続する方法と、スマホやタブレットとBluetoothで接続する方法の2つがあります。アプリは「ELEGOO BLE TOOLS」と言う名前でiOS用、Android用ともにリリースされています。mBOT用のアプリと似たデザインで、(中国製はこんな感じのが多い)Robot Mini Car以外の複数の製品に対応しています。「ロッカーコントロール」を選択するとリモートコントロールしたり、障害物回避モードや追跡モードにすることが出来ます。

Robot Mini Car

Robot Mini Car

「プログラミング」を選ぶとScratchを元にしたブロックプログラミングが出来るようになっています。必要なブロックは揃っているので、自分で障害物回避やライントレースのプログラミングをすることが出来ますね。

Robot Mini Car
ELEGOO社は他にもロボットカーを販売していますが、このRobot Mini Carが最も安価です。2019年10月現在で、ネットショッピングで3200円ほど、タイムセールを利用すると3000円以下で手に入れることが出来ます。これまでいろいろなロボットカーを試してきましたが、ちゃんとプログラミングできるロボットカーとしては最安値だと思います。この値段なら気軽に試してみることができますね。