マイコンロボット工作セット

マイコンロボット工作セット

タミヤから販売されている「マイコンロボット工作セット」です。
前回の「カムプログラムロボット」をベースにして、プログラムバーを読み取る部分を取り除き、micro:bitと駆動回路基板、超音波センサーを搭載するようになっています。また、micro:bitが搭載された分で、単三電池2個仕様となっています。

マイコンロボット工作セット
超音波センサーを使った障害物回避プログラムが最初からインストールされているので、組み立ててすぐ走らせることが出来ます。別売りでコントローラー用micro:bitも販売されていて、前に紹介したようにリモートコントロールで走らせることも出来ます。
当然自分で作ったmicro:bit用のプログラムを書き込んで動作させることも可能です。
タミヤのHPでは初期インストールされているプログラムやリモコン用のプログラムの.hexファイルがダウンロード出来るようになっているので、気軽に自作のプログラムを試したり、手持ちのmicro:bitをリモコンにしたりも出来ますね。

マイコンロボット工作セット
いろいろ試せそうで面白いシリーズだと思いますが、組み立てが小学生には難しいのが残念です。今回、シャフトの部品の位置が0.5mmぐらいずれてしまったのか、すぐに外れてしまい片側のキャタピラが止まってしまうというトラブルが起きました。製品のターゲットは中学生以上のようですが、せめてギアボックスが組み立て済みなら、なんとか小学生でも作れそうな感じです。「カムプログラムロボット」はアンプラグドの対象だと思うので、小学生用のバージョンも販売してほしいものです。

カムプログラムロボット

プログラムロボットカー

タミヤから発売されている「カムプログラムロボット」です。
3種類のカムとプログラムバーを使って動きを制御します。こうしたPCを使わないでプログラムするものも「アンプラグド」の範疇に入ると考えます。
部品数も多く、製作も小学生には難しいと思うので、小学校で利用するには完成したものを使うことになると思います。

プログラムロボットカー

プログラミングバーに取り付けるカムの数と位置で動きをプログラミングする仕組みでになっています。配線を変えることでカムがないときに直進するAタイプとその場で左回りするBタイプを選べます。
Aタイプだとカムを取り付けた側に曲がります。曲がる角度はカムの幅によって30°~90°の範囲です。両側にカムをつけると1.2秒ほど停止します。電子部品なしでこれだけ制御できるのはよく出来ていると思います。プログラムバーギヤケースをはずして、他のギヤボックスやmicro:bit等を取り付けることも出来るようになっています。制御部分をバーではなくチェーン状にして動きを繰り返すことが出来るようにした「チェーンプログラムロボット」というのも発売されています。