TFabWorks(ティーファブワークス)から発売されている「電気の利用」向け理科ボードです。人感センサーと電磁石によるスイッチを搭載していて、6年生の「電気の利用」だけでなく、5年生の「電流が生み出す力」の電磁石の学習にもつながります。バネプラグという方式で、ネジ止めなどせずにmicro:bitをワンタッチで取り付けることができます。また、別売りのスピーカー付き電池ボックスを取り付けることもできます。
「電気の利用」の学習で、電気を無駄にしないために何らかのセンサーを利用してスイッチをオンオフするプログラムを文科省が例示しています。このボードでは搭載している人感センサーを使って明かりをつけるのはもちろん、micro:bit本体の光センサーも利用できますね。
拡張機能でhttp://tfab.jp/sw1pを検索すると理科ボード専用のブロックが追加されます。このブロックを使えば人感センサーでスイッチをオンオフするプログラムは簡単に組めますが、説明書では専用ブロックを使わずプログラムする方法を推奨しています。
高度なブロックの中の入出力ブロックを使うと、人感センサーはP2の端子につながっていて、電磁石のスイッチはP1の端子につながっているのが分かりますね。確かに専用ブロックでは簡単すぎて計測して制御する仕組みについての理解は深まりませんが、時数などを考えると専用ブロックでもいいかと思います。
TFabWorks(ティーファブワークス)は千葉県に本社のある会社でmicro:bitを中心にプログラミング教育用のキットを各種販売しています。ワークショップを行ったり、評価機の貸し出しをしたり、プログラム例をHPに掲載したりしていますので、一度HPを見てみるといろいろ参考になると思います。