フォロを作ってみる

フォロ

イーケイジャパンから発売されている工作キットの「フォロ」を作ってみました。
「フォロ」は赤外線レーダーを搭載した6足歩行のロボットです。赤外線レーダーを使って物があると近づいていき後をついていく「なかよしモード」と障害物をよけながら進む「たんけんモード」の2つのモードで動きます。6足歩行というのはあまり見かけませんが、上下動を上手く前進運動に変えていて面白い仕組みです。プログラミングはできませんが、「ものづくり」を通してモーターの回転運動を前進運動に変える仕組みを学習する活動として意味があると思います。

フォロ
部品数はあまり多くなく、ネジや歯車の種類も多くないので6年生ぐらいならなんとか作れそうです。今の子どもたちは完成したものばかり与えられているからか、こうした工作は苦手な子が多いです。理科の学習で作るモーターカーのキットなどでも完成するまでにすごく時間がかかったり、手助けがなければ完成させられなかったりする子が多くいます。説明書を読んで理解し、部品の形や向きをしっかり確かめてと言うことがなかなかできないので、授業で製作する時は見本となる実物を必ず置いておきました。もっと早い時期から、もっと簡単なもので「ものづくり」の体験をさせる必要性を感じます。

フォロ

今回、丁寧にやって完成まで1時間30分かかりました。子どもが作るとなると、2倍以上の時間はかかるかと思います。
電源スイッチ(ファンクションスイッチ)は目の上にあります。2秒間押したままにすると両目が光りスタンバイモードになります。60秒操作しないでおいておくと自動的に電源オフになります。ファンクションスイッチを押すたびにモードが切り替わり、1回押すと左目が光って「なかよしモード」に、もう1回スイッチを押すと「たんけんモード」になります。電源を切るには3秒間スイッチを押したままにします。
動きはスピード感はありませんがユーモラスな感じで、説明書に描かれているように複数台使って行進させてみたら面白そうです。電池交換がいちいちネジをはずさないといけないのがすこし不便に感じます。